人気ブログランキング | 話題のタグを見る
けの介でごじゃる
kenosuke.exblog.jp
ブログトップ
映画 『 アンチクライスト』・寺山修司展『ノック』
『 アンチクライスト』
2009年  製作:デンマーク、ドイツ、フランス、スウェーデン、イタリア、ポーランド
監督:ラース・フォン・トリアー(ダンサー・イン・ザ・ダーク/2000年、他)   
主演:シャルロット・ゲンズブール、ウィレム・デフォー

シャルロット・ゲンズブールは第62回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞。
とにかく映像が美しくて素晴しいのだけれど、、、
評価が賛否両論なのもうなづけるR18の衝撃の問題作。マジで取り扱い注意!
良識ある奥さんやお嬢様は観ないでそのまま日なたを生きて行ってください、と言いたい。(笑)


アダムとイブはエデンの園で知恵の木の実を食べて追放されたけれど、現代のアダムとイブは。。。?

パートナーと家庭をもち子供を授かり育てて行く、そんな当たり前だった幸せが、、、
仕事や生き甲斐をを持つことで自己犠牲に苛まれ、ふと子供や夫を疎ましく感じる瞬間、
自分に対する嫌悪感が芽生えて来て家族が軋み出す。。。
バランスを保つって難しいよねえ。。。。。と、つくづく思う。
なぜ彼女はそこまで追いつめられたのか。。。?
男性にもその辺ちゃんと感じていただきたい。(←)

キリスト教の宗教観に乏しくても見応え十分だけど、アナタの中の悪魔が目覚めてしまうかも。。。




映画 『 アンチクライスト』・寺山修司展『ノック』_b0191189_040263.jpg

寺山修司展『ノック』
11月24日(日)まで会期延長  於:ワタリウム美術館
入場料:大人 1000円 / 学生[25歳以下] 800円/ペア券:大人 2人 1600円 / 学生 2人 1200円
(会期中何度でも入場できるパスポート制チケット)


寺山修司と聞くと、土着性とか怨念とか、実験的で刺激的な舞台を思い浮かべるけれど、
映像や横尾忠則の手がけたグラフィック等は今見ても衝撃的で斬新。
天井桟敷とか山海塾とか、外国での評価が高いだけあって、今日も外国人の入場者が多かった。

昔々、渋谷の東横線の駅のそばに不意義な建物があって、あそこは何だろう、とそばを通る度に思っていた。そこが寺山修司率いる劇団『天井桟敷』の劇団と知ったのは、20歳の時から寺山の芝居を観ていた家族XL(当時はTL体型だった)と出会ってからだった。
すでに寺山修司亡き後に家族TLと天井桟敷の後継劇団『万有引力』の芝居にしばらく通ったが
1人の天才亡き後の穴を埋めるのは、何十人の秀才がかかってしても埋まらないのか、、、
そんな想いに駆られて足が遠のいて行った。
彼が直に演出した舞台が観たかった、、、それは家族XLの割れた腹筋を見てみたかったというのと
同じくらい、私の胸の中で今でも無念と悲しみを掻き立てる。。。




映画 『 アンチクライスト』・寺山修司展『ノック』_b0191189_115040.jpg

地下のカフェ『オンサンデーズカフェ』でいただいたのは寺山修司展「ノック」スペシャルメニュー『ホウタイ君 アイスせんべい』(本日のティー付き、450円)
寺山修司の故郷の青森名産「南部せんべい」に抹茶アイスを挟んであって美味しゅうございました。
今日はジャスミンティーでした♡
by ke-nosuke | 2013-10-21 01:33 | エンターテイメント | Trackback | Comments(0)